
原油相場価格に連動する上場投資信託(ETF)
最近、世界中のマーケットで原油価格の下落が大きな話題となっていますが、もしかするとこれは投資のチャンスでは?と考える方もいらっしゃると思います。
原油相場に投資する方法はいくつかありますが、
- 商品先物取引を直接行うのは不安
- 新しく証券口座を開設するのが面倒
- 日本円で取引をしたい
といった方におすすめの投資方法が、原油価格連動型の上場投資信託(原油ETF)です。
上場投資信託(ETF)とは、株価指数や商品価格など特定の指数に連動するように作られた投資信託のことで、証券取引所に上場していることによって株取引のように売買できることが特徴です。
[ワンポイント] より本格的に原油投資をしたいという方には「原油CFD」という取引方法もあります。参考記事⇒ CFD取引とは
上場投資信託(ETF)は普通の株式のように証券コードがあり、「指値」や「成行」といった注文方法、また信用取引を行うことも可能です。
既に株取引を行っている方にとっては、お手持ちの証券口座から注文をすることができ、手数料も株式と同じなので手軽に原油投資を始めることができます。
原油ETFの種類
原油価格に連動するタイプの国内ETFにはいくつかの種類があります。
銘柄 | 連動対象 | 売買単位 | 信託報酬(税抜) |
---|---|---|---|
【1671】WTI原油価格連動型上場投信 | WTI原油先物 | 1口 | 0.85% |
【1699】NEXT FUNDS NOMURA 原油インデックス連動型上場投信 | NOMURA原油ロングインデックス | 10口 | 0.5% |
【2038】NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ダブル・ブル ETN | 日経・東商取原油レバレッジ指数 | 1口 | 0.8% |
【2039】NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ベア ETN | 日経・東商取原油インバース指数 | 1口 | 0.8% |
各銘柄によって特徴は異なりますが、テレビのニュースなどで報道される『原油価格』とは一般的にアメリカのWTI原油先物価格のことを表します。
信託報酬については既に基準価格に反映されているため、直接証券口座から差し引かれるようなことはありません。
実際に買ってみた
ということで、実際に原油投資を行ってみました。
どの証券会社でも購入することができますが、今回はNISA口座で買付・売却時の手数料が無料になる松井証券で、【1671】WTI原油価格連動型上場投信を購入してみたいと思います。

現物取引の画面にて、銘柄コードを入力します。


んー、いくら分購入しようかな…。
とりあえずブログ用なので、買付代金が10万円程度になるように30口成行で買い注文を出してみます。
写真には映っていませんが、このときの現値は3620円前後でした。
売買単位は1口からとなっていますので、この時点では証券口座の残高に3620円ほどあれば購入できることになります。

注文確認画面です。取引パスワードを入れて発注します。

無事約定できています。
【1671】WTI原油価格連動型上場投信の現在までのチャートはこのようになっています。
投資を行う際には目論見等をよく読み、自己責任で取引しましょう。
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