
【3903】gumiのIPO情報
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事業内容 | スマホゲームアプリの運営・配信 |
上場予定日 | 12/18 |
BB期間 | 12/2〜12/8 |
主幹事証券 | 野村證券 |
仮条件 | 3,000〜3,300円 |
公募価格 | 3,300円 |
公開株数 | 13,647,200株 |
売買単位 | 100株 |
予想PER | 約105.4倍 |
初値予想
スマホゲームアプリの運営・配信を行っている【3903】gumi。
有名どころのゲームとしてはブレイブフロンティア(ブレフロ)やチェインクロニクル(チェンクロ)といったところです。
ブレイブフロンティアに関しては、2013年9月のリリースより1周年を迎え、トップセールスランキングもまずまず上位をキープし続けているといった感じです。スマホゲームとしては息の長い方と言えると思います。
最近では映画「ホビット」とのコラボが決まるなど、どうやら国産ソシャゲアプリとしては珍しく海外ユーザーからの支持も得ているようです。
流行り廃りが激しいゲームアプリ業界の中で、ブレフロがこれだけ長い期間安定できている要因のひとつには、運営の良さ、すなわち「神運営」っぷりが挙げられます。
これは2013年に世界売上NO.1アプリに輝いた癌ガンホー社のアプリ「パズドラ」とも共通する点といえます。
目先の利益重視、拝金主義という運営が大半を占めるソシャゲ業界において運営の良し悪しがゲームの寿命を大きく左右するという事実に、おそらくブレフロ運営チームは気付いていることでしょう。
今後、ブレフロが過疎ってサービス終了となったとしても、この運営チームが手掛ける新しいゲームアプリはユーザーからの期待を集めそうな気がします。
さて、前置きが長くなってしまってすいません(息抜きによくゲームするのでついつい…)。
IPO案件としての【3903】gumiですが、直近では公募割れしてしまった【6028】テクノプロホールディングスに次ぐ規模の大型IPO案件として、良い意味でも悪い意味でも注目されています。
一般的に公開株数の多いIPO銘柄は敬遠されがちですが、それに加えて株価の割高感、主幹事野村證券で直近で公募割れを出してしまった警戒感、ベンチャーキャピタル(VC)やストックオプション(SO)の多さ、ブレフロのピークは過ぎた感、当たりハズレの激しい業種による先行き見通しの不透明感、3社同時上場、IPOラッシュ中間の息切れ感、地合の悪化など、IPO案件としては非常に厳しい条件が目白押しとなっています。
優秀なブレフロ運営チームも気付いていることでしょう、場合によっては公募割れも視野に入れる必要があると思います。
ちなみに、今日から新しく公募割れ注意というタグを作成してみました。
公募割れの可能性があるIPO案件の記事にはこのタグを付けることにしましたので、タグが付いている記事のみを一覧で見ることができるようになりました。ご活用いただけますと幸いです。
以上を踏まえ、【3903】gumiの初値予想は次の通りです。
公募価格決定前初値予想 | – |
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公募価格 | 3,300円 |
初値予想 | 3,000円(2014.12.16) |
セカンダリー(短期) | スマホゲームアプリ関連の値動きは、トップセールスランキングの変動やイベントの実施内容、アクティブユーザー数や課金状況などに驚くほど敏感。となると、今のブレフロやチェンクロの状況などや株数の多さから考えて買いに向かう動きは限定されるのでは…。公募割れなら一瞬噴き上がるも、その後はVCやSOの多さからもダダ下がりとなると予想。 |
※なお、初値形成については上場日当日の相場環境の影響を受けることも多々あります。
投資はすべて自己責任・自己判断にてお願いします。
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