
今日のヤフーニュースのトップにも一瞬出ましたが、日経平均ドル建てチャートがネットなどで話題となっているようです。
今年の夏、8月〜9月にかけての相場は上昇基調にあったことは記憶に新しいと思いますが、まずは普段見慣れている円建ての日経平均株価チャートを見てみましょう。
こちらは日経平均株価の週足チャートとなりますが、8月〜9月にかけて相場は上昇を続けているのがわかります。
相場の上げ材料としては、1ドル110円を目指して円安が進行したことがあげられますが、その動きに比例するかのように日経平均株価も上昇していきました。
個人的には、どの銘柄を買っても利益が出たなぁという印象です。
それに対して、以下は日経平均ドル建てチャートです。
ぱっと見でもわかるように、円ベースのチャートで見られた上昇部分がドルベースのチャートでは見られません。
先ほどの記事によりますと、もう既に下落基調が始まっていたのではないかというように捉えることもできるようです。
10月に入ってからは、かなりキツめの調整が入ったりして相場環境は悪化してきています。
それと、他にも気になる指標といえば、こちらのWTI原油先物価格チャートです。
6月の半ばに原油1バレル107ドルの値を付けたあたりからずっと下げが続き、去年の安値も下回っています。
原油価格の下落の要因にあげられるのも、やはり欧州や中国などをはじめとする世界経済不安が背景にあるようです。
そして、こういう相場の先行きに不安が広がるときによく取り上げられるのが、こちらのVIX指数、通称・恐怖指数と呼ばれている指標です。
ご覧のとおり、ここ最近は急上昇しています。
この前見たときはこれほどまでではなかったのですが、ちょっと今ビックリしています。
これは2012年6月ぐらいの高水準にあるようですが、たしかリーマンショックのときのVIX指数はとんでもない数値を叩き出していたと記憶しています。
さて、一旦底打ちの動きとなるのはいつぐらいかなというのが気になりますが、明日の相場も、まずはNYダウ平均株価と為替の値動きを見ながら、という感じでしょうか。
と、この記事を書いている間にもNYダウが大きく値を下げています…(゚ー゚;
コメント