
臨時国会「IR法案」成立に暗雲
秋の臨時国会の目玉とされているカジノを含む統合型リゾートの推進法案(IR法案)成立の思惑から動意付いていたカジノ関連銘柄ですが、どうやら昨日の大引け後に発表されたニュースがきっかけとなり、本日軒並み下落となっています。
その気になるニュースがこちら。
●安倍首相、カジノ議連最高顧問辞任へ
安倍晋三首相は8日の参院予算委員会で、超党派議連「国際観光産業振興議員連盟」(カジノ議連)の最高顧問を辞任する考えを明らかにした。共産党の大門実紀史氏の質問に答えた。
予算委で大門氏は「首相は多重債務や依存症への対策、青少年の健全育成などの総責任者だと思う。賭博場解禁の議連の最高顧問と相反するのではないか」と指摘した。
これに対し、安倍首相は「ご指摘はごもっともかもしれない。最高顧問はやめさせていただきたい」と答弁した。
引用元:産経ニュース http://www.sankei.com/politics/news/141008/plt1410080038-n1.html
これはカジノ関連銘柄にとっては悪材料となりますね。
カジノ関連銘柄で本命視されている【3625】テックファームですが、本日は前日比-14.46%の大幅下落となっています。
株価2,000円が強力な下支えとなっていた【6418】日本金銭機械も前日比-3.88%の下落となり、ついに禁断の2,000円台を割り込んでしまいました。
その他関連銘柄も同様の下落をみせています。
これらのカジノ関連株は、やはり秋の臨時国会でのIR法案成立を見越した上昇だったため、今回の安倍首相のカジノ議連最高顧問辞任のニュースによって年内成立の公算が不透明になってしまったことが嫌気された売りといえますね。
私もカジノ関連銘柄は夏頃から保有していましたが、ここ最近の値動きを見て泣く泣く手放しました。
今年は成立する見通しが濃厚かなと思ったんですけどね〜。
相場の地合も悪化していることですし、今しばらくはキャッシュポジションにて様子見しようと思います。
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